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てんかんと学校

2012年12月26日 (水)

てんかんと学校行事

てんかんのある子どもの「学校行事」につきましても、
愛媛大学教育学部の長尾秀夫教授が作成されました、
てんかん児の生活指導表」が参考になります(文献1)。

参考
日本てんかん協会:てんかん相談Q&A(96ページ)
てんかん児の生活指導表
http://www.jea-net.jp/files/use_qanda.pdf

てんかん児の生活指導表」では、
「学校行事、その他の活動」として、
・児童生徒会活動
・給食当番、清掃
・朝会やその他の集会
・運動会、体育祭、球技大会、水泳大会(記録会)
・遠足、見学、移動教室
・林間学校、修学旅行
・臨海学校
・野外活動(水泳、登山など)
・その他の注意を要する活動(階段、入浴)
のそれぞれについて、
発作の程度(指導区分「A」、「B」、「C」、「D」)
による
参加の適否(「可」、「可*」、「禁*」、「禁」)
を定めています。

また、
「体育実技以外の教科」として、
・大きな機械、危険な薬品、火器、刃物等を使う学習は
 非常に高い危険度に準ずる
・給食で熱いもの運搬中、食事中は
 高い危険度に準ずる。
としています。

私の知る限りにおきましては、
この表が
てんかんのある子どもの学校での運動や行事への参加についての
ただ一つの表になるかと存じます。

(ほかにもあればご教示ください)

このような明確な基準をもとにすれば、
主治医や学校の先生方とも詳細に相談できるのではないでしょうか?
ぜひともご活用ください。

また、
学校関係の方は以下も参考にされてください。

参考
全国特別支援学校病弱教育校長会、国立特別支援教育総合研究所編

病気の子どもの理解のために―てんかん―
http://forum.nise.go.jp/health-c2/htdocs/book/epilepsy.pdf

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2012年12月22日 (土)

てんかんと運動と体育と部活

てんかんのある方の「運動」や、
てんかん
のある子どもの「体育」や「部活」につきましても、
愛媛大学教育学部の長尾秀夫教授が作成されました、
てんかん児の生活指導表」が参考になります(文献1)。

参考
日本てんかん協会:てんかん相談Q&A(96ページ)
てんかん児の生活指導表
http://www.jea-net.jp/files/use_qanda.pdf

一般的な「学校生活管理指導表」が、
運動強度の観点から作成されているのに対し、
この「てんかん児の生活指導表」は、
発作時の危険度の観点から作成されています。

参考
日本学校保健会:
学校生活管理指導表
http://www.hokenkai.or.jp/kanri/kanri_kanri.html



てんかん児の生活指導表」では、

学校での運動(体育、休み時間、部活動など)の「危険度」を、
・低い(臥位、座位)
・普通(立位、歩行)
・高い(走る、跳ぶなど)
・非常に高い(泳ぐ、高所など)
に区分しています。

また、
学年として、
・幼児
・小学校1~4年生
・小学校5・6年生、中学校、高校
に区分しています。

そして、
それぞれの学年ごとに、
具体的な運動の内容が記載されています。

例えば、
小学校5年生以上におきましては、
危険度が「低い」運動として、
・座っての学習
危険度が「普通」の運動として、
・簡単な体操
・持久走(マラソン) など
危険度が「高い」運動として、
・短距離走
・野球   など
危険度が「非常に高い」運動として、
・水泳(特に潜水)
・自転車     など
が記載されています。

一方、
てんかん発作の種類と頻度により、
指導区分」を「A」から「D」
に区分しています。

例えば、
倒れる発作(強直間代発作、二次性全般発作)が、
1日に1回以上あれば「A」
1か月に1回以上あれば「B」
2年に1回以上あれば「C」
2年以上なければ「D」
となります。

そして、
運動の「危険度」と発作の「指導区分」との組み合わせにより、
・制限なし
・気をつけて監視
・家族の強い希望あれば、厳重な監視のもとでのみ可
・禁止
に区分しています。

また、
・個人(1対1で付き添ってする)
・集団(4人以上の学級で一緒にする)
にも区分しています。

例えば、
小学校5年生で、
倒れる発作」が2か月に1回ある場合、
管理区分は「C」となるため、
危険度の「高い」短距離走や野球でも、
「気をつけて監視していれば可」
となりますが、
危険度の「非常に高い」水泳や自転車は、
「家族の強い希望あれば、厳重な監視のもとでのみ可」
となります。

この生活指導表は、
てんかん児
安全にすべての活動に参加することを考えて、
そのために最低限配慮すべき目安を示したもの
としています。

また、
実際にはてんかん児発作の実態、具体的な活動内容、
監視や介助の体制などの生活場面を考慮して、

関係者と十分に情報交換をして
一人ひとりの子どもに合わせて
担当医が修正、加筆して、
随時状況にあったものにして使用される
ともしています。


みなさんもこの表をもとに、
主治医や学校の先生とご相談されてはいかがでしょうか?

てんかんのある子どもが、
適切な範囲で体育などに参加できるようになることを期待いたします。

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参考文献
[1] 長尾秀夫:てんかん児の生活支援と看護.
  小児看護 2007;30:178-185.

 

2012年12月20日 (木)

てんかんと水泳(プールと川と海)

この記事は「てんかんと入浴」の続きになります。
http://kodomonotenkan.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/post-351e.html

それでは、
てんかんのある方の「水泳」についてはどうでしょうか?

これも、
確立した基準はありませんが、
いくつかの基準が参考になります。


てんかんのある子どもの「運動」については、
愛媛大学教育学部の長尾秀夫教授が作成されました、
てんかん児の生活指導表」が参考になります(文献1)。

一般的な「学校生活管理指導表」が、
運動強度の観点から作成されているのに対し、

参考
日本学校保健会:学校生活管理指導表
http://www.hokenkai.or.jp/kanri/kanri_kanri.html

この「てんかん児の生活指導表」は、
発作時の危険度の観点から作成されているため、
大変に参考になります。

参考
日本てんかん協会:てんかん相談Q&A(
96ページ
http://www.jea-net.jp/files/use_qanda.pdf


それによりますと、
てんかんのある子どもの水泳については、
危険度は「非常に高い」となり、
指導区分「D」は「可」、
指導区分「C」は「禁*」、
指導区分「B」と「A」は集団では「禁」、個人では「禁*」
となっています。

指導区分「D」は、
2年以上は倒れる発作がない
 (強直間代発作二次性全般化発作など)
1か月以上は意識混濁し、動作が調節できない発作がない
 (欠神発作複雑部分発作など)
1か月以上は意識清明で、体を支え切れる発作発作がない
 (単純部分発作など)
となります。

また、
指導区分「C」は、
・倒れる発作が1か月から2年に1回
・意識混濁し、動作が調節できない発作が1日から1か月に1回
・意識清明で、体を支え切れる発作が1か月に1回以上
となります。

指導区分「D」の方では、
水泳は可とされています。

また、
指導区分「C」の方では、
水泳は原則として禁止ですが、
「家族の強い希望があれば、厳重な監視のもとでのみ可」とされています。

また、
それ以外(指導区分「B」と「A」)の方では、
水泳は原則として禁止ですが、
1対1での付き添いがあれば、
「家族の強い希望があれば、厳重な監視のもとでのみ可」とされています。

ただし、
私としましては、
指導区分「C」でも「意識混濁し、動作が調整できない発作」では、
1対1での付き添いが必要ではないかと考えています。

また、
良性小児部分てんかん」の一型である、
中心・側頭部に棘波を示す良性小児てんかん(ローランドてんかん)
良性小児後頭葉てんかん(パナイオトポロス症候群
などで

発作が睡眠中にしかなかった場合や、
発作の再発の可能性が低い場合には、
より柔軟に対応できると考えています。

また、
具体的な条件や留意点につきましては、
以下の提案も参考になります。

てんかん患児に水泳を許可する参考条件と留意点

参考条件
1.てんかんをもつ子どもの親が、
  自分の子どもの発作をよく理解し、
  抗てんかん薬を服用する必要性を十分に納得していること
2.発作が少なくとも1年以上ないこと。
  治療によって発作が抑制されている場合。
3.水泳の監視者、とくに担当の教師が、
  医師の意見を十分に理解しており、
  かつ水泳中にはさりげなく、
  しかも十分な注意を払っていること。
4.以上の条件が整ったうえで、
  万が一、不幸な事故が起きたとしても、
  その責任は保護者自身にあることを、
  親があらかじめ納得していること。

水泳実施にあたっての留意点
1.水泳は安全性を考えてプールに限り、
  での遊泳は避ける。
2.水泳は連日ではなく、
  週に2~3回、時間は15分以内とし、
  休憩時間を取る。
3.子どもの水泳歴、基礎体力、
  指示に従うことができるか否かなど、
  水泳時の監視体制を考慮。
  プールサイドの監視者は管理区域を明確にし、
  常に子どもを視野に入れる。
  監視者は、救急蘇生法を習得しておく。
4.本人が嫌がらなければ、
  他の子どもと見分けがつく水泳帽をかぶらせる。
5.飛び込み、潜水は避ける。

引用
清野昌一ら:てんかんテキスト―理解と対処のための100問100答―.
南山堂,p.92-100,1999.


さらに、
てんかん発作のある方でも、
水泳を一律に「禁止」とするのではなく、
お一人お一人の発作に応じた工夫も考えられ
ます。
以下の表参考になります。
(主治医が○×をつけて担任の先生にわたします)

プール学習の参加について

・プールに入れてよいか
・1対1で教員がつけばプールに入れてもよいか
・プールサイドから教員が見ていればプールに入れてもよいか
・水温23℃以上ならよいか
・首までつかってよいか
・顔つけしてもよいか
・もぐってもよいか
・腰まではつかってよいか
・プールサイドに座ってのバタ足はよいか
・プールサイドでの水かけ遊びはよいか
・小さいプール(深さ  cm)で泳いでよいか
・大きいプール(深さ  cm)で泳いでよいか

引用
[1] 長尾秀夫:てんかん児の生活支援と看護.
  小児看護 2007;30:178-185.



その他にも、
以下などを参考にされてください。

てんかん情報センター(静岡てんかん・神経医療センター):
保育園や学校のプールに入ってよいですか?
http://epilepsy-info.jp/faq/%E4%BF%9D%E8%82%B2%E5%9C%92%E3%82%84%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E3%81%AE%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%AB%E5%85%A5%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%82%88%E3%81%84%E3%81%A7%E3%81%99%E3%81%8B%EF%BC%9F/

てんかんinfo:
入浴、プール、食事中に発作が起こったときはどうすればよいでしょうか
http://www.tenkan.info/family/index.html



いずれにしても、
主治医や学校の先生と十分に相談することが必要です。

皆さんの現状や工夫を教えてください。

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