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てんかんの専門医

2012年11月28日 (水)

ネットと医師の信じ方

私たちは、
ホームページやブログなどのウェブサイト
あるいは、
フェイスブックやツイッターなどのソーシャルメディア
などにより、
さまざまなてんかんの「情報」を手に入れることができます。

しかし、そのなかには、
「正確」なものもあれば「不正確」なものもあり、
「中立」なものもあれば「偏向」したものもあります。

私たちは、
インターネットの「氾濫」した「情報」のなかから、
どの「情報」を「信じるに足る」と判断すればよいのでしょうか?
(このブログ
もそのうちのひとつです。)

私はてんかんの専門医として、
いくつもの「医学雑誌」や「医学本」などの「医学書」を書いていますが、
それでも「正確」で「中立」な文章を書くことの難しさを感じております。

また、
ご高名な先生が執筆された医学書でさえも、
何らかの「誤り」を見つけることが少なからずあります。
それは、
意図しない「誤り」であり、
「知識の誤り」であることも「表現の誤り」であることもあります。
(もちろん実は私の方が「誤っていた」ということもあります。)
あるいは、
10年前には「正しい」とされていた情報が、
現在では「誤り」とされていることも少なからずあります。

私はできる限り「正しい」情報を手に入れるために、
たとえ「医学書」であっても常に3冊以上は読むようにしています。
そして、
3冊全てに書いてあれば、
それは「まず正しい」情報と判断しています。
3冊のうち2冊に書いてあれば、
それは「おそらくは正しい」情報と判断しています。
3冊のうち1冊にしか書いてなければ、
それは「最新の」情報かもしれませんが「誤った」情報かもしれません。
その
には4冊目を探すようにしています。

私はインターネットからの情報も、
そのようにして手に入れるようにしています。

同じことは、
「医師」や「病院」でもいえるかもしれません。

ある医師や病院を受診して言われたことが、
何冊もの本やインターネットに書かれていれば、
それは「まず正しい」と判断できるでしょう。
しかしどこにも書かれていなければ、
それは「最新の」ことかもしれませんが「誤った」ことかもしれません。

そのためにあるのが「セカンドオピニオン」になります。

複数の医師や病院を受診して、
2回とも同じことを言われれば、
それは「おそらくは正しい」ことでしょう。
3回とも同じことを言われれば、
それは「まず正しい」ことでしょう。

ですので、

現在の診療で解決のできない疑問があれば、
セカンドオピニオン」の受診も選択肢のひとつになります。


「言い出しづらい」というお話しはよくお伺いいたしますが、
「言い出しやすい」医師や病院にこそかかるべきなのかもしれません。

私は「てんかん」と診断した(あるいは診断しなかった)際には、
「別の病院を紹介することができる」ことをあらかじめ説明しています。
そして、
もし希望すれば「別の病院」は自分とは無関係の病院を紹介しています。
それにより「別の意見」を聞くことができるからです。


私は「納得した治療」を受けることが「最善の治療」だと考えています。
疑問があるままでは治療はうまくいかないかもしれません。


まずは目の前の主治医と十分にご相談されて、
それでも解決のできない疑問があるのであれば、
セカンドオピニオン
の受診を勧めます

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2012年11月22日 (木)

てんかんの専門医の探し方

この記事は前の記事の補足になります。

「てんかんの豆知識―専門医のかかり方」
http://kodomonotenkan.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/post-9060.html

てんかんを診療している科は、
・小児科
・神経内科
・精神科
・脳外科
になります。

ですので、
子どもの場合には、
まずは「小児科」を受診します。

その上で、
てんかんを専門とする、
専門医」を受診する必要がある場合には、
・てんかん専門医
・てんかんを診療している小児神経専門医
のどちらかを受診します。

なお、
小児科医の場合には、
まずは、
小児科医が「小児科専門医」となり、
そして、
その小児科専門医の一部が「小児神経専門医」となり、
さらに、だいたいは、
その小児神経専門医の一部が「てんかん専門医」となります。

ですので、
小児科の「てんかん専門医」は、
すでに「小児科専門医」であり、
さらにだいたいは「小児神経専門医」でもあります。


それらの、
てんかん専門医」と「小児神経専門医」は、
以下のウェブサイトから探すことができます。

「てんかん専門医」
日本てんかん学会:専門医名簿
http://square.umin.ac.jp/jes/senmon/senmon-list.html

「小児神経専門医」
日本小児神経学会:小児神経専門医一覧
http://child-neuro-jp.org/visitor/sisetu2/senmon_simeilist/map_simei.html

また、
専門医」の有無に関わらない、
てんかんを診療する医師」は、
以下のウェブサイトから探すことができます。

てんかん診療ネットワーク
http://www.ecn-japan.com/

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2012年11月21日 (水)

てんかんの専門医のかかり方

てんかん」と診断されたら、
てんかん専門医」にかかるべきなのでしょうか?
(子どもであればてんかんを診療する「小児神経専門医」を含みます)

必ずしもそうではありません。


子どものてんかんの多くは、
お近くの「かかりつけ」の病院でも、
しっかりとした診療を受けることができます。


それでは、
はたしてどのような場合に、
てんかん専門医」にかかるべきなのでしょうか?

ひとつは、
診断がつかない時です。

子どもはいろいろな動きをします。
なかには「てんかん発作」とまぎらわしいものもあります。
そしてそれらは症状の聞き取りと脳波の検査だけでは、
てんかん」かどうかわからないこともよくあります。

そのような時は、
むやみに抗てんかん薬を始めないで、
てんかん専門医」に相談する必要があります。

もうひとつは、
2~3種類以上の抗てんかん薬を内服しても、
てんかん発作」がなくならない場合です。

もしかしたら「難治てんかん
である可能性があります
しかし「みかけの難治てんかん」である可能性もあります

みかけの難治てんかん」にはいくつかの原因があります。

そもそも「てんかん」ではないかもしれません。
(立ちくらみによる失神でも「けいれん」することがあります。)
そうすると抗てんかん薬
もちろん効果がありません。

あるいは抗てんかん薬の種類があっていないかもしれません。
(テグレトールはミオクロニー発作を悪くすることがあります。)

そのような時は、
やみくもに抗てんかん薬を増やさないで、
てんかん専門医」に相談する必要があります。

それから、
難治てんかん」と診断された場合です。

具体的には、
・点頭てんかん(ウエスト症候群)
・重症乳児ミオクロニーてんかん(ドラベ症候群)
・レノックス・ガストー症候群
・ミオクロニー失立(脱力)発作てんかん(ドーゼ症候群)
・徐波睡眠時に持続性棘徐波(CSWS
ESES)を示すてんかん
・ランドー・クレフナー症候群(獲得性てんかん性失語)
が挙げられています。

これらのてんかんと診断された場合には。
てんかん専門医」による、あるいはその指示による、
(子どもであればてんかんを診療する「小児神経専門医」を含みます)
専門的な治療が必要とされています。(文献1)

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参考文献
[1] National Institute for Health and Clinical Excellence (NICE):
  The epilepsies: the diagnosis and management of the epilepsies
  in adults and children in primary and secondary care.
  http://guidance.nice.org.uk/CG137

2012年11月 7日 (水)

てんかん専門医

ところで、みなさんは「てんかん専門医」をご存じでしょうか?

てんかん専門医」は「日本てんかん学会」という、
医師を中心とした学術団体により認定された専門医です。

日本の医師の総数はおおよそ30万人、
そのうちおおよそ2千人が日本てんかん学会に所属しています。

さらにそのうち、
てんかんの診療に従事している
・3年以上の正会員歴がある
・5年以上の研修歴、うち認定研修施設で1年以上の研修歴がある
・基盤分野の専門医である
 (小児科専門医、神経内科専門医、精神科専門医、脳外科専門医など)
・てんかんの論文が3編以上ある
を全て満たした医師が、
さらに、
・50人の患者さんの簡易な記述と5人の患者さんの詳細な記述
を提出し、
・筆記試験
・口頭試験
に合格すると、
てんかん専門医に認定されます(文献1)。
この基準は専門医のなかでも厳しい方だとされています。

てんかん専門医はまだ400人くらいしかいません。
てんかんの患者さんはおおよそ100万人とされていますので、
てんかん専門医1人が患者さん2千5百人を担当する計算になります。
医師の診察の時間を週6日、1日8時間としますと、
月1回の診察でも患者さん1人にわずか4.8分の計算になってしまいます。

少しでも多くの医師がてんかん専門医を目指してくれることを期待します。

ご近所のてんかん専門医は、
「てんかん診療ネットワーク(ECN-Japan)」のウェブサイト
http://www.ecn-japan.com/
で検索することができます。

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参考文献

[1] 日本てんかん学会 専門医制度諸規則
    
http://square.umin.ac.jp/jes/senmon/senmon-kisoku.html

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