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2013年1月12日 (土)

鼻水には鼻水止めか?:てんかんと抗ヒスタミン薬

この記事は、
「風邪には風邪薬か?:First do no harmの意味」
http://kodomonotenkan.cocolog-nifty.com/blog/2013/01/first-do-no-har.html
の補足になります。

ちなみに、
病院で処方される「鼻水止め」はどうでしょうか?

鼻水止め」としては、
一般的に「抗ヒスタミン薬」が処方されます。

ただ、
抗ヒスタミン薬けいれんとの関連が示唆されているため、
熱性けいれん」や「てんかん」があると、
処方が控えられることが多いと思います。

風邪」をひいて鼻水が出るのに、
鼻水止め」が処方されないために、
がっかりされる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、
そもそも「風邪」の鼻水に「鼻水止め」は必要でしょうか?
(「アレルギー性鼻炎」は別ですのでまた書きます)



治療には根拠が必要です。
偶然でもプラセボ効果でもないことの確認が必要ですし、
「有益」が「有害」を上回ることの確認が必要です。


その情報は、
「The Cochrane Database of Systematic Reviews」
で入手することができます。

ここには、
それまでの膨大な医学研究が集約され吟味されているため、
医学の根拠を確認するのに必須のものです。

参考
Wikipedia:コクラン・コラボレーション
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%A9%E3%83%9C%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3#.E3.82.B3.E3.82.AF.E3.83.A9.E3.83.B3.E3.83.BB.E3.83.A9.E3.82.A4.E3.83.96.E3.83.A9.E3.83.AA


そこで翌2009年に公表された、
「風邪に対する抗ヒスタミン薬」という文書では、
8930人の風邪をひいた大人と子どもについて解析され、
最終的に、

・抗ヒスタミン薬では、
 鼻水や鼻づまりなどの臨床経過や自覚症状を改善しない
・第1世代の抗ヒスタミン薬は、
 特に眠気の副作用の原因となる

と結論づけています。

参考(英文)
Pubmed:
Antihistamines for the common cold.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19821274

もちろん、
これは大規模な検討ですので、
お一人お一人に効果がないことを意味しませんし、
(全体としてみると効果がないということです)
全ての抗ヒスタミン薬に効果がないことを意味しません。
(一部では“少し”効果があったとの結果です)

また、
これが唯一の結論ということではありません。

ですが、
この結論からしても、
わざわざ処方されなくてもよさそうです。

最近では処方しない医師も多いと思われます。

私個人としましては、
風邪の鼻水に鼻水止めの処方はお勧めしていませんし、
自分の子どもにも飲ませたことはありません
し、
自分でも飲みません。

アレルギー性鼻炎の鼻水は別です)

なお、
2012年に公表された、
「風邪に対する抗ヒスタミン薬・充血緩和薬・解熱鎮痛薬
 の経口複合薬」(さむ註:市販の風邪薬
という文書では、
最終的に、

・年長の小児と大人には、
 いくらかの一般的な有益性
あるが、
 副作用の危険性との兼ね合いをよく考えるべきである
・年少の小児には効果があるという証拠はない

と結論づけています。

参考(英文)
Pubmed:
Oral antihistamine-decongestant-analgesic combinations for the common cold.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22336807


ですので、
私個人としましては、
風邪の子どもに市販の風邪薬
もお勧めしていませんし、
自分の子どもにも飲ませたこともありませんし、
自分でもあまり飲みません。

ちょうど、
風邪薬などのインターネット販売
再開が話題になっていますね。

参考
毎日jp(2013年1月11日付):
薬ネット販売解禁:早速再開…安全懸念の声も
http://mainichi.jp/select/news/20130112k0000m040117000c.html

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はじめまして。
5歳の次女が初めて熱もないのにケイレンを起こし、脳波を調べたら てんかんの波があると言われ、何から出来るか考えていた所 こちらを見つけ拝見させていただきました。

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