てんかんとつぶやき:てんかん外科手術
「ツイッター」を活用することにより、
てんかんの最新情報を入手することができますし、
立場の垣根を越えてのやりとりもしやすくなります。
例えば、
昨18日(金)深夜の、
アメリカてんかん学会の「つぶやき」です。
AES @AmEpilepsySoc
“Epilepsy Surgery: A Broken Bridge Between Utility and Utilization”
by Mohamad Koubeissi, MD
http://www.aesnet.org/files/dmfile/i1535-7511-12-5-194_Clinical_Koubeissi.pdf …
てんかんの最新情報が紹介されています。
以下が概略です。
アメリカてんかん学会:
てんかん外科手術:有用性と利用率の間の壊れた架け橋
①難治性てんかん患者さん
112,026人中6,653人(5.9%)が
てんかん外科手術を受けた。
白人と民間医療保険加入者が多かった。
まだまだ利用率は低い。
2種類の抗てんかん薬が効かなければ手術を考慮すべきである。
②2種類の抗てんかん薬が効かなかった
内側側頭葉てんかん患者さん38人中15人が
すぐにてんかん外科手術を受けた。
手術2年後では
手術と内服の15人のうち発作なしは11人であったが
内服のみの23人のうち発作なしは0人だった。
これは、
てんかん先進国であるアメリカにおいても、
てんかん外科手術の有用性に対して利用率はまだ低く、
それは人種や保険(貧富の差)が影響しているが、
2種類の抗てんかん薬が効かなければ、
早めに手術を考慮すべき、
という啓蒙の一環になります。
私は、
ひとりでも多くの方に見ていたただけるように、
この概略を「リツイート」させていただき、
さらに以下の「つぶやき」も追加いたしました。
てんかん外科手術は
MRI検査が「正常」でも
受けられる可能性が大いにあります。
①普通のMRI検査では
病変が見えないことが多くあります。
専門の病院で
てんかん外科手術のための撮り方をして
専門医が読み取ると初めて見えることがあります。
②病変が見えなくても
入院長時間脳波、SPECT、PET、脳磁図検査などで
焦点がわかることがあります。
焦点がわかれば
頭蓋内脳波検査で確かめて
手術を受けられることもあります。
また、
最近では他の医師、患者さんや報道機関などと、
「運転免許」や「就職」などの問題について、
やりとりをすることも多くなってきました。
ホームページは「静的」、
ブログでは「準静的(準動的)」、
ツイッターでは「動的」、
な情報を交換することができます。
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