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2012年12月10日 (月)

てんかんとiPS細胞

みなさんもご存じのとおり、
京都大学山中伸弥教授のノーベル医学生理学賞授賞式が、
日本時間11日午前0時半から開催されます。

医学の歴史的な快挙に心よりお慶びを申し上げます。


さて、
てんかん」における「iPS細胞」は、
どのような状況にあるのでしょうか?


国内外で公表された「論文」は、
「Pubmed」(英語論文)や
「医学中央雑誌」(日本語論文)などの
検索システムにより確認することができます。

参考
Pubmed
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed
医学中央雑誌
http://www.jamas.or.jp/

それらでは、
てんかん」と「iPS細胞
についての論文は確認できませんでしたが、
てんかんを合併する病気」と「iPS細胞
についての論文はいくつか公表されています。

また、
てんかん」と「iPS細胞
についての学会発表の「抄録」はいくつか公表されています。


そのひとつは、
乳児重症ミオクロニーてんかん(ドラベ症候群)のiPS細胞です。

これは、
2010年6月の第8回国際幹細胞学会総会や
2011年12月の第65回アメリカてんかん学会総会
発表されています。

2011年のアメリカてんかん学会のプレスリリースによりますと、
アメリカのミシガン大学のグループが、
乳児重症ミオクロニーてんかん(ドラベ症候群)
患者さんの皮膚細胞からiPS細胞を作成し、
さらにiPS細胞から脳神経細胞も作成しています。

参考
American Epilepsy Society:
AES Press Releases (2011年12月3日付)
Novel Approach Reveals Potential Mechanism Underlying Dravet Syndrome
http://www.aesnet.org/go/press-room/press-release-archive/news-releases?mode=view&id=117

また、
2012年5月の第54回小児神経学会総会で、
国内からも福岡大学のグループが、
乳児重症ミオクロニーてんかん(ドラベ症候群)
iPS細胞を作成したことを発表しています(文献1)。


これは、
乳児重症ミオクロニーてんかん(ドラベ症候群)の、
新たな治療につながる重要な成果です。

乳児重症ミオクロニーてんかん(ドラベ症候群)は、
子どもの難治なてんかんのひとつとして知られていますが、
最も研究が進んでいるてんかんのひとつでもあり、
国内外の多数の研究者が取り組んでいます。
今後の発表が期待されます。


また、
2012年1月には大阪医療センターから、
てんかん外科手術を受けた難治性てんかん
患者さんの皮膚細胞からiPS細胞を作成したとの報道がありました。

参考
YOMIURI ONLINE:
難治性てんかん解明に期待、患者からiPS作成
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=52542


さらに、
てんかんを合併する病気」と「iPS細胞」については、
すでに「レット症候群」などで論文がいくつか公開されています(文献1)。


さらに、
現在進行中の研究は、
「科学研究費助成事業データベース」
などの検索システムで確認することができます。

参考
科学研究費助成事業データベース
http://kaken.nii.ac.jp/

それらでも、
てんかん」と「iPS細胞
についてのいくつかの研究が進行中であることがわかります。


てんかん」における「iPS細胞」の有用性は、
全体としては
・仕組みの解明
・新しい治療の開発
など、
お一人お一人には
・より正確な診断
・よりよい治療の選択
など、
枚挙にいとまがありません。

また、
すでに「幹細胞移植治療」の研究もはじまっています(文献2)。


てんかんの診療に関わる医師の一人として、
iPS細胞
研究の更なる発展を願うばかりです。

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参考文献
[1] 廣瀬伸一:てんかんとiPS細胞.
  脳と発達 2012;44:S104.
[
2] Marchetto MCら:Cell 2010;143:527-539.
[
3] Naegele JRら:Embryonic Stem Cell Therapy for Intractable Epilepsy.
    http://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK98165/
他 近藤孝之ら:iPS細胞を用いたてんかん研究.
  Epilepsy 2010-11;4:29-33.

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